1982年〜現在万年筆の革命

1838 - 1929 年

1929-1950 年

1950-1982 年

1982-年〜現在

万年筆の革命

1980年代、万年筆での筆記が復活しました。必ずしも日常的に使用されるわけではありませんが、個人的な手紙、署名、ステータスシンボルとして再び注目を集めました。これらの流れは特定のモデルに反映されました。万年筆はデザインもより凝ったものとなり、特別生産品も作られました。その結果、日用品だった筆記具がコレクターアイテムへと変化していきました。

1979年、大人のための万年筆「シグナム」が発売されました。そして1982年に万年筆400をリニューアルした「スーベレーン M 400」が発売されて、ペリカンは以前の成功を取り戻すことができました。万年筆のデザインはほとんど同一で、インクフィードとメカニズムに差がみられます。

現代的なテイストを考慮して、ペリカンはピストン吸入式メカニズム備えたクラシックなスーベレーンとは別に、モダンなデザインとカートリッジ充填システムを備えたシリーズも随時発表していました。

そうして「シグナム」に続いて、1992年に「ニュークラシック」モデルが登場しました。1997年に「セレブリー」、2004年に「エポック」、2007年に「ダクタス」が発表されました。

1993年、モデル「ブルーオーシャン」の発表により、ペリカンは高級筆記具のコレクターや愛好家向けに、並外れたデザインの限定生産品の製造を開始しました。これらの特別な筆記具は何度も受賞しています。 21世紀初頭、ペリカンは「世界の七不思議シリーズ」や「文明の偉業シリーズ」など、特定のテーマに特化した限定生産品シリーズを製造しました。

それとともに、2002年に「ベルリン」と「ストックホルム」から特別生産品の都市シリーズが始まりました。限定生産品と同様に、特別生産品も短期間だけ生産されます。最新の特別生産品は、特別でまばゆいばかりの素材を使用し、厳選されたカラーに特化しています。

1996年、ペリカンは”Level”シリーズで、これまでの万年筆の3倍のインク容量を充填することが可能な万年筆の導入を試みました。万年筆は特殊なインクボトルを使用し、ペン先の上からではなく、後端から充填ボタンを使って充填するという、ガスライターの充填方法に似ていました。

2007年、ペリカン万年筆のラインナップは”Majesty”モデルで頂点に上りつめました。スターリングシルバー製の胴軸は、モデル300から1000で知られるストライプの胴軸を思い出させます。キャップに特別な特徴を描くという長年の伝統、そしてデコラティブなリングは、1906年の壁のフリーズを解釈することを意味しており、現在も歴史的に保存されているペリカン社の社屋の塔に装飾されています。

2008年にはペリカン創業170周年を記念して、キャップのロゴにあるペリカンの巣に3粒のダイヤモンドをあしらったモデルMajestyが170本限定で発売されました。このモデルは即完売となりました。