蔦に小紋
蒔絵
艶やかな美しい紅葉ぶりが好まれて歌に詠まれることも多い蔦は、建物の外壁に覆わせ、装飾として利用されてきました。小紋は同じ文様が同じ方向に繰り返し型染めした日本の伝統的な着物の文様の一つです。蒔絵万年筆「蔦に小紋」には万年筆をつたうように描かれた赤く色づいた蔦と小紋との組み合わせにより美しい秋が表現されています。
蔦に小紋
表面に漆で絵柄を描き、その上に金粉、銀粉、プラチナ粉などを蒔きつけたものです。漆加飾法のなかでも最も芸術的で、その美しさは世界中に認められています。ペリカン蒔絵万年筆「蔦に小紋」は研出蒔絵と高蒔絵を組み合わせた研出高蒔絵の技法を駆使して描かれています。
研ぎ澄まされた経験と優れた職人技により、万年筆スーベレーン1000 はドイツで生産され、日本で蒔絵が施されています。
蒔絵万年筆「蔦に小紋」は、2024年に発表され、限定123本で生産されました。18金のペン先は、書き心地が手作業で入念にチェックされています。一つ一つの蒔絵万年筆に蒔絵師の署名が施されています。